幸せを掴む！あなたの人生の旅

第2章：『　進む方向　』

やがて、大きな湖に着く

私は手漕ぎボートに乗って進んだ。

友人は船を待つと言って乗らなかった。

オールを漕ぐと前に進み、休むと方向がぶれた。

穏やかな湖で、初めてのボートは気持ちが良かった。

沖へ進み波が出て、

少し心細くなっていたが、

ひたすらボートを漕いだ。

波は更に高くなり、雲が忙しく動いた。

進んでいる方向が合っているのか、少し不安になっていった。

恐れていた嵐が訪れた。

肌寒くなり、凍える手で懸命に漕いでも進まない。

辺りは真っ暗で、波が襲い、雷雨と稲妻で何も聞こえない。

私は、何度も小さなボートから振り落とされそうになった。

自分が何も出来ない事を知り、嵐の波の中で怖くて泣いた。

雨が止み、風が静まり、嵐が過ぎた。

小舟は破損し、ボロ雑巾の私は、夜空を見上げた、

どこにいるのだろうか？星降る方角を見つめていた。

このままでは小舟は沈むと感じ取った。水を掻き出す努力が必要だった。

小舟から湖に身を投げ、必死でもがき泳いだ。対岸が見え、残る力を振り絞った。

岸にたどり着いた。

砂の上で倒れるように眠った。

夢だったのか？、現実だったのか？

ひとりでどれくらいの時間、眠っていたのか？

泥と涙にまみれていた。生命力が勝った瞬間だった。

目が覚めると、

生きる為に何か食べられる物を探さなくてはと思った。

行動しなくては生きられない。やっとの思いで魚と木の実を採って食べた。

初めて自分で生きる意味と孤独を実感した。自然と涙が溢れた。そして感謝した。

冬が過ぎ、また春が訪れ、不思議と力がみなぎった。そうだ！進まなくてはと。

即実行に移す３つの秘訣

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〜　今日の贈る言葉　〜

『今から20年後、君は「やったこと」よりも「やらなかったかったこと」にずっと後悔することだろう。さあ、もやいを解き放て！ 安全な港から船を出せ！ 探検せよ、夢を抱け、発見せよ！』（マーク・トウェイン「トム・ソーヤーの冒険」の著者として知られるアメリカの作家、小説家。）

「試練は乗り越えるために与えられる。」
　TRUE

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ひとりではできなかった？［ライザップ］他のジムとはここが違う。